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11月実力テストの数学から学ぶこと

2018年11月15日 木曜日
塾では解説とコメントをしましたが、11月実力テストが一週間前にありました。数学では1つ3点の配点になる計算を落とさない事、二次関数・確率・統計の3分野は取れる問題が出題されるだろうから、しっかりと復習し臨む事の2点が事前準備でした。図形の求角問題は易しいだろうし、証明は合同の穴埋めであることも予想通り。連立方程式の文章題も予想通りでした。捨てるならラストと連立文章題と単小問1つだろう。逆に それらを取れば上位に食い込める。そこは自分の死亡と照らし合わせての判断になるだろう。計算でケアレスミスを防ぐには何をするか。それも伝えてきました。注意して計算するのではなく、工夫することです。そしてメモ計算や暗算をやめ 途中式を書くことです。 で、今回のコメントで熱心に生徒たちが聞いていたことがラスト問題でした。解説するのは簡単です。三段表の最下段は「2n²-1 で表せるから・・・」とやれば良いのですが、では どうやって「2n²-1」と気付けるか、です。それに気付くには なぜ真ん中の段があるのだろう、と考える事と 「規則性は ①同じ数ずつ増加、②二乗に比例、③寄せて逆さまにくっつければ 縦n+1 横nの長方形の面積の3つが大半」を脳裏に描くことでした。塾の授業でも、二次方程式を習わない中二までなら大部分が①のパターン。二次式を学習し始めれば②③のパターン追加とやっています。 数学は論理思考を問う学問。「何故 二段目があるのか。それは解く上でのヒントだろう」の思考に至らなかった人が多かったようでした。

教育現場の今

2018年11月15日 木曜日
塾や予備校講師の仕事は学校教師と大きく異なる点が1つあります。生徒のレベルに合わせ 少し上のレベルの授業展開や指導をする点です。偏差値55の生徒が相手なら58レベルの学習指導。偏差値45の生徒が相手なら平均点を超える指導。偏差値58なら偏差値62以上の指導。集団になれば 見極めも難しくなりますが、よく志望校で挙がる南高の偏差値58を意識しながらの指導を目指します。そして1時間の授業の中にハイレベルと言われる内容(西高水準)をアクセントのように織りこむ。南なら おそらく順位的には上位20%水準です。生徒300人なら50番以内。150人なら30番以内。西・東高なら5%以内。学校教師は学習指導を受けている生徒数が半端なく大勢です。生徒に合わせるというより 半数以上の生徒が年間学習内容を理解し終えていくことがポイントになるでしょう。生徒地から伝え聞く学校教師像では、そんな意識が欠けている学校教師が増えているようにも感じます。毎日を楽しく無難に授業展開する。そんなレベルの学校授業の展開が増えているように思います。もちろん きちんと学習指導を展開していらっしゃる先生もおられますが、学校を見渡すと減っているように感じます。 そして塾業界でも。最近入塾してくる生徒さんは、驚くほど英単語が書けません。書くスピードも遅い。以前の塾での指導は どうなっていたのだろう、と首を傾げたくなります。何度も何度も書いて覚える。単語を覚えられるようになったら 数回書いて覚えるようになります。そして知っている英単語が300語を超えてくると 見て覚えるようになります。もちろん個人差はあります。そんな事は判った上で指導しているのかな、と首を傾げたくなります。板書をし数分後には消します。書くスピードをつけるためです。英語がスラスラと書けなければ、中学後半の英語は お手上げになります。高校英語なら完全にお手上げです。読む・書く・聞き取るの3技能。そして新しく 話す の技能が加わり、4技能になろうとしている。これが 現在の英語教育の現場の筈です。新しい塾が増えていますが、なんとなく ただワークをするだけの塾が多いような気もします。

成果の出る勉強(1)

2018年9月7日 金曜日
中1の時に よく言ってきました。 中学生は大人になるための準備期間と。 人として生きていくためには 大金持ちでない限り 仕事は不可欠。 同じ仕事をするなら やりたい事・夢を追いかけていきたい。 夢はありますか? 私自身 中学時代に夢を追いかけていたわけではありません。 それでも高校・大学と進学をしていく中で 友人達と色々な夢の話をしてきました。 宇宙開発。国際的な建築土木プロジェクト。国と国をつなぐ商社マン。小さな町工場を援助する金融マン。無医村のドクター。熱血教師。 留年覚悟で海外青年居力隊に参加し発展途上国に出かけ 夢を語る先輩もいました。 そして夢を追いかけられるようにするために必要な事が勉強。 で、何回も言ってきたように勉強できていますか? 学校や塾で学んだことで 覚えるべきことは ノートにまとめ その日の内に寝るまでに覚える。翌朝 確認。 塾では、図や表を書きますよね。それを覚える。白紙の表を作って 何も見ずに書けるまで覚える。なかなか覚えられなかった事や大事な事を中心に 翌朝確認する。部活の朝練で確認できない時は、1時間目の授業が始まるまでに確認する。 日本の教育制度は知識蓄積型。そして思考力を問う形へ移行しつつあります。増えつつある。 思考力だから 考える力だから そんなに覚えなくても・・・。 いいえ 違います。 思考力問題で 考えるには 知識が必要です。知識を使って考えるのですから。 だから 以前よりも もっと早い段階で覚えていかなければ 知識を使って考える練習なんてできません。それこそ 早い段階から塾に行っている人の方が有利です。考え方も塾の授業でやっていますよね。そんな考え方ができていますか?着眼点を整理したり、フローチャートで整理したりすると目に見えてきます。そんな整理を練るまでにやっておく。寝ている間に 頭の中が整理されます。毎日 毎日 そんなことの繰り返しです。それが勉強。

夏期講習最終!!!!!

2018年9月1日 土曜日

今年の夏は猛暑・酷暑でした。
関数のアプローチは身に付けましたか? 計算は完璧ですか?
確認テストは 今やれば100点取れますか?
社会は授業で出てきたことは すべて覚えましたか?(全て基本知識でした)
地理で統計から県名を判断しようとすれば 知識が必要です。
歴史で 並び替えをしようとすれば 知識が必要です。
江戸時代中期以降は ヨーロッパとの比較が必要です。
江戸時代初期以前は 中国や朝鮮との比較が必要です。
理科や数学の問題では考えられますか?
もう知識のみを問う問題は減ってきます。
考えられないと駄目。そのためには知識は必要不可欠。受験を定期テストと同じように考えていませんか?直前に覚えればOKですか?考える練習は何時するのですか?考えるためには 知識が無いと駄目。
思考力を問う問題が増えているのに ベースとなる知識を蓄積しようとしない。
勘違いしていませんか?矛盾。勘違い。認識が甘い。
英語は 文法=適切な動詞でした。二学期は2文合成。もう 1文なら完璧でないと。
理科計算で困ったら どうする?
グラフを読み取って答える問題なんてあり得ない。『読みとれないから計算する』か『読みとったことを使って計算する』の どちらか。
国語で夏時点では文法は確実に押さえてしまおう。できれば慣用句や四字熟語も。
数学で統計は9月実力 必出事項。他に関数問題も必出。
夏期講習で出てきた事、9月実力に 二学期以降の学習に 受験に 直結しています。
知識だけでない。考え方や取り組み方。
後でやれるなら今できるはず。

受験勉強の不思議(2)

2018年8月30日 木曜日
受験生なら 誰もが入試当日を迎えます。姫路は公立志望の中三受験生が多いため、内申+本番テストで戦うことになります。 学校の授業が無い。自分がやりたい勉強、すべき勉強をすることができる。 夏休みは そんな理想的な日々だったはず。 現在の日本教育は知識偏重です。もちろん思考力を問う問題が増えてきています。 それでも 思考をしようとすれば 知識が必要です。 で この知識を得るには 覚えなければなりません。 この夏 喧しく言ってきたことは 『覚えようという内容は 今日覚え、翌朝確認。』でした。 私自身が定期テスト前や受験勉強でやっていたことです。 学校や予備校の授業を受け 『あっ この表は覚えないと。』とか 『(今まで暗記した表に)〇〇も付け足して覚えないと。』って思う。 時には 判りやすい説明を聞き、『そうじゃ。そうやるんだ。』って思い 簡単なフローチャートを書いたりする。 で、ここで終わってしまう人って多いですよね。不思議です。 『受験生なんだから 一歩踏み込んで 『覚える』『確認する』までやらないと。 それらを覚え 知識スキルの拡充を図らないと。 表を見て 頭の中で唱えたり 書いたり、繰り返し、ノートにもう一度書き直したり。そうやって覚えた。 次に 翌朝 確認のためのメモを作る。タイトルだけが書かれたブランク表であったり、覚える内容の個数であったり。 もちろん 翌朝は そのメモを見て 記憶が確かなものになっているかを確認するのです。 ・・・・・・・・・・・ 受験生の毎日って きっと こんな毎日の繰り返しのはず。

受験勉強の不思議(1)

2018年8月30日 木曜日

いつも不思議に思うことですが、ノートに『まとめ』を書いている。要旨が書いておあり、大事な語句は色ペンで書いている。いつも違和感を抱く状況です。
『まとめ』って何のためにするのですか?
覚えるため?後で確認するため?多分どちらかですよね。あとで見て わかりやすいように。
で、短文とは言え 文章って見やすいのですか?色ペンで見やすくしているのでしょうが・・・。
図表の方が はるかに見やすい。私は個人的に 『まとめ』って 表やフローチャートにする事って意識があったのですけど・・・。 一目瞭然でなければ。
パッと覚えたことが出てこない時は 『表の あの辺に書いていた事だ』って 記憶の引き出しを開く時に思うんですよね。そんな経験の積み重ねです。

成績の良い人って・・・

2018年7月8日 日曜日

成績が良い人に、覚え方や勉強のコツを聞くと、そんなに苦労せずに覚えていたり勉強したりできているように見えます。そりゃ、そうでしょう。だって、小さい時から覚えてきたわけですから。覚える事が日常生活の中ででき、既に知識を持っているから少々のアレンジで新しい事を覚える事ができるからです。それって こんな感覚です。例えば、学校の授業で英語と数学と社会があったとする。部活を終え、自室で宿題は何があったかな?明日の時間割は何だっけ?とカバンの中を入れ替えるとする。取り出しながら、数学は今日何やったっけ?そうそう二次方程式の解の公式だ。えっと解の公式は・・・。英語は何やったっけ?新しい単語と熟語は・・・。社会は第二次世界大戦だよな。戦後の三大改革って・・・。とやりだすのです。これらのことは、夫々の教科書やノートを取り出しながらパラパラとやっているので、勉強したと言う時間ではないのです。もう習慣になっているからです。彼にとっては時間割を見て明日の準備をしただけの時間です。短時間です。これが、他の人にとっては別の時間の過ごし方になります。こんなことを毎日やっている人から見ると、今日授業でやったことのうち大部分が頭に残っていない人が不思議なのです。で、他人から見ると苦労をせずに覚えているように見えるのです。そして 『あの人は出来る』とか『頭が良い』と言われるのです。準備を前もって万全にやっているだけなんです。実は 天才でもなければ、秀才でもない。普通の人が、賢く見えるのです。これを1年365日続けている訳ですから。学校の授業がある日に絞っても約200日ありますから。大量の宿題をしている訳でも 大量の勉強をしているわけでもありません。こうやって積み重ね蓄積しているのです。そうやって積み重ねた知識や考え方は 普段の生活の中でも使われ培われていきます。日常の中で何かをする時にです。何も数学を数学として使う訳ではありません。モノの考え方としてです。だから次の学習も短時間で済みます。小学高学年あたりから 中学二~三までの4年~5年蓄積されていくのです。実話です

初めての受験

2018年7月4日 水曜日
中学生にとっては最初の試練です。昔は ねじり鉢巻きをし 受験戦争を戦っていました。詰め込み教育時代です。加熱する詰め込み教育の反省から ゆとり教育になり学力低下を招きました。その結果、今度は思考力を問う教育時代になりました。思考力にはベースとなる知識が必要になります。受験は、①絶対的な学力や知識 ②日頃から考える鍛錬 が必要になります。東大を合格するには 倍率が どうなろうと 合格するだけの絶対的な学力があれば リスクは最小限に抑える事ができます。また現役合格は 新しい事を学びながら 入試レベルまでスキルを高めていかなければなりません。夏は天王山です。受験勉強は 量ではなく質だと思います。それでも受験勉強を積み重ねてきた人に通用する言葉です。初めて受験勉強をする者にとっては 量=時間も必要です。勉強は 勉めて強くなる事です。努める要素やスキルアップの要素がなければ勉強ではありません。既にできる事を二時間やっても 残念ながら それは勉強ではありません。何もスキルアップしていないからです。以前 二学期中に毎日5時間学習してるにもかかわらず、夏前の偏差値61から12月実力には48まで順次成績を落とした人がいました。毎日5時間やっても 出来ることばかりで実質1時間程度だったためです。それでも1時間は しっかり勉強していたようですが 周囲は もっとやっていました。毎日新しい事を学び、すぐに覚え、入試レベルまで練習するを繰り返している中では やがて1時間でも不足気味になります。受験の怖い所です。 プールに2回以上遊びに行った人で第一志望に合格した人はいません。 正月の家族旅行で 偏差値8ダウンした人もいました。 『これでOK。』『ここなら通りやすいから安心。』と妥協すれば 志望校は さらに2つダウンしなければなりません。油断禁物。心に隙がある人から脱落してしまうのも受験です。合格発表を受け取る日まで 油断することなく 真摯に 知識を求め スキルを身に付けようとする人が勝ち残るのが受験です。朝7時半から夜11時まで途中夏期講習を受けながら ひたすら受験勉強をしていた先輩がいました。中2の二学期以降の定期テストや実力テストを解き直していた先輩がいました。過去問を何度も解き直していた先輩がいました。夏期講習中の確認テストを3回以上解き直していた先輩がいました。もちろん学校の宿題だけで終わっていた先輩もいました。夏期講習に『新研究』や『整理と対策』を持ち込み(特に理科・社会)、板書を余白に書き込んでいる先輩がいました。ノートを用意し、板書された事や口頭で言った事を必死でメモし何度も読み返している先輩が数多くいました。これは当たり前の事なんです。それこそ必死で書いている。そんなに時間がある訳ではないから。時間がある夏にやらないと、短い冬はもっともっとハイペースになるから。辛く嫌なことですが、勉強とは強くなってこその勉強。自分との戦いです。

勉強方法を身に付ける本

2018年7月1日 日曜日

部活で忙しい中学生。
戦後になり義務教育が6・3制になり 60年が経ちました。保護者の方の大部分は義務教育として小中学の勉強を経験しています。
親が『勉強しろ』と煩い、と思っている中学生達。
反面、誰だって やればできる、と思っている保護者達。
ご家庭では そんな親子間の冷戦が続いているように思えます。
先日 クラス授業で紹介したのが 『中学の勉強のトリセツ』と言う本です。出版は学研。半分がコミックになっているため、読みやすいように工夫されています。カラフルなのも判りやすさに一助を買っています。モチベーションの上げ方・科目別勉強法・暗記の仕方まで書いています。普段の授業でも言っていることが多いのですが、集大成になっています。著者は長年家庭教師をやっていた人で 納得できる内容でした。ただ 出版社が学研と言うことで 文中で紹介されているお奨め問題集や参考書が すべて学研になっていました。その分は割り引いて呼んだ方が良さそうです。

読んでいて思うのは、昔から言われている 予習→授業→復習の王道スタイルについて、予習は塾でできます、さらに塾では『学校授業では こう説明されるはずで、ここがポイント』とアナウンスしています。つまり学校授業の受け方をアドバイスしています。だからこそ きちんとした学校授業展開を強く望んだりもします。

塾講師と学校教師、そして理想的な教育

2018年6月7日 木曜日

昔から学校教師達は塾の先生を 学校の自作テストの利用=著作権侵害と批判し、塾講師達は授業進度・組み立て方・授業内容などで学校教師を批判しがちです。いつも思うのは これが教育のあるべき姿なのか、という点です。あるべき姿って何だろう。学校で教科書を中心に しっかりと教え指導されており、塾や予備校へは 『そこに学ぶべきこと』 があるから行く。本来は そうあるべきなのではないだろうか。教育現場に身を置き いつも思うことです。また 本当に著作権侵害が塾講師を嫌う理由なのだろうか?誰だって 日々やってること非難されるのは嫌なことです。それが本当の理由ではあいのだろうか?が功では40人弱の生徒を教えます。塾では十数名です。今や大学入試で過去問を利用する事も公に行われるようになりました。苦労して作ったテストを簡単にコピーする。その割には同じ問題であったり、どこかで見た事がある入試問題のアレンジであったりします。何時間もかけて苦労して作った。担当科目は学習内容を熟知しているはずです。私が学生だった頃は、純粋に 学ぶべきものがあるから塾や予備校に通っていたように思います。
例えば、一次関数でグラフが記載されていれば 最初に考える事は1つです。夏以降に 塾生たちに よく申し上げることです。大学で化学系を除く理工学系では 実験しグラフに表した後 そう考えます。これは『数学を使う姿勢』の基本です。ところが教育学系では 実験やグラフと日々接する事がありません。求められるのは 『数学を理解する事』です。数学を理解する姿勢と数学を使いこなす姿勢は違います。思考力を問う問題が増えてきている現状では 『使いこなす姿勢』 が必要です。もちろん『使う』は『理解』の上に成り立っています。そんな事を考えれば 学校・塾で各々すべきことは見えてきていると思います。ところが現状では・・・。なんか違うよな、十数年前に教育業界に関わるようになり 最初の頃から常々思うことです。