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中三のGW講座

2018年5月6日 日曜日

例年通り、GW講座を行いました。修学旅行の振替を兼ね、英語は受験生としてのスキルアップを図り、中間テストで高得点が予想される数学は計算以外の応用単問形式の問題のアプローチをマスターするのが目的でした。例年と異なるのが2日あった事でした。例年、1日の振替だったのが、修学旅行で2日休講だったため2日実施しました。
英語は、入試問題を想定しヒアリング練習と長文練習でした。自分で練習することを前提とした内容で、ディクテーション(dictation)と呼ばれる書き取り練習や英語の速読練習でした。
日常の授業ではなかなかできない体験をしてもらいました。実際に体験すると判ります。
50単語/分は難しくない。100単語/分も集中すればできる。目標は300単語以下の短い文章なら150単語/分、それ以上の中長文なら100単語/分。問題は集中力。アメリカのTVドラマで天才が1時間二万語のスピードで読んでいました。1分に直すと333単語/分です。指で文字を追いかけながら集中して読んでいました。
指やペンで追いかけるように読む。スラッシュで区切りながら読む。集中して読むって そういうことなんです。
数学の応用単問形式の問題練習は、おそらく学校で習わない領域まで踏み込みました。入試レベルって言われるレベルです。また因数分解の練習も行いました。中学・高校の数学で『因数分解を閃き・思いつき』と考えている人は 思いつかなかったら解けません。数学が苦手な人の よくあるパターンです。解説すると 『そんなん 思いつかんかった。』という感想を述べます。学校の数学教師でも『思いつかんか?』『他の数字の組合せを考えろ!』 と授業で言われる方がいらっしゃいます。因数分解を思いつきと思っていると伸び悩みます。数字の組合せは作り出すもので、高校数学の因数分解は鉄則通りにアプローチをするものです。思いつきを口にする人は、高校時代の数学偏差値は おそらく58までだろうし、それ以上を実現する事は難しかったのだろう、と考えてしまいます。
素因数分解が中間テスト範囲に含まれることを前提に いくつかのパターンや そのパターンを難しくした変形問題のアプローチを解説しました。自分自身で もう一度解き直してみると良いでしょう。
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今春の高校入試結果からみた受験生活の過ごし方

2018年5月2日 水曜日

<今春の受験生>
今春の受験生は 中1からの生え抜きクラス生と他塾からの移行生の混成でした。推薦入試で約三割の生徒さんが合格し 残りの生徒さんが三月本テストで合格しました。いずれも受験時は第一志望でした。
第一志望合格という点では全員合格でしたが、二学期になりあげていた第一志望という点では 内申が届かず 第一志望を変更し合格している生徒さんも数人ですが いました。例えば、昨年度の生徒さんではありませんが 東高希望が 不安になり飾西高へと変更するパターンです。推薦入試で合格している生徒さんの特徴は いずれも内申点が高い事でした。例えば、五科目は オール3でも 実技四科目は4と5が半々でした。高い内申点は あらゆる点で有利です。その有利さを証明した入試でした。上位陣は飾西・相生・南高校に合格しました。

<1年間の様子>
一学期は修学旅行で始まり部活の総体で終わる生活です。そして昨年だけでなく 例年 学校で受験色が見え隠れするのは文化発表会後です。秋祭りが終わり、文化発表会が終わるまで 学校は行事に追われたムードです。過去には 夏前の懇談で 受験生としての夏休みの過ごし方に何も触れず 『二学期は体育祭と文化発表会で盛り上がろう。』 と生徒さんに語りかける担任教師もいました。毎冬の推薦入試作文指導で 『学校で学んだこと』をテーマにすると 文化発表会でクラスが団結した=団結の大切さを作文ネタにする生徒さんが多数いらっしゃいます。文化発表会が終われば11月実力テストまで約一週間です。この11月実力テストの課題が毎年多く 提出できるかと不安に思う生徒さんが現れています。
学校行事とテスト日程から見た流れは次の通りです。
  4月春休み明け  課題テスト(実力テスト)
  4月GW前     修学旅行
  5月20日頃    一学期中間テスト・・・GW明け約二週間後です
  6月20日頃    一学期期末テスト・・・9科目テストで実技4科目の評価が確定します
  7月          総体
  7月下旬       夏休み開始・・・受験期間中で唯一の長期間復習ができるチャンス  
  9月夏休み明け   課題テスト(実力テスト)
  9月下旬       体育大会
  10月上旬      二学期中間テスト
  10月20日頃    秋祭り
  11月上旬       文化発表会
  11月10日頃    実力テスト・・・市内全中学同じ問題で12月懇談会の貴重な資料
  11月下旬       二学期期末テスト 
  12月初め       推薦決定の職員会議
  12月上旬       実力テスト(校内)
  12月中旬       懇談会(進路決定)
  12月下旬       冬休み開始・・・約10日間で3年間分の復習   
  1月初め        実力テスト・・・冬休み中に実施
  1月中旬        最終進路決定の懇談会
  1月下旬        私立と推薦の願書提出
  2月中旬        私立と推薦の入試
  2月下旬        私立と推薦の合格発表
  2月下旬        学年末テスト
  2月下旬        公立本テストの願書提出
  3月半ば        公立の本テスト
  3月20日頃      合格発表
こうやって見ると 気を緩められない一年間です。これに生徒さんは 部活と塾が加わります。
クラス授業や懇談会等で申し上げているように 南高なら内申4.0以上、網高なら3.5以上が必要です。内申は定期テスト+実力テストです。もし4以上を狙うなら1項目目の『態度・提出物』と4項目目の『基本知識』は『A』を取っておきたいところです。4項目目は各テストの60%の点数を占めています。60点×85%~90%=51~54点を超えておきたい。これで 『3』以上は確定。さらに2項目目の『思考力』と3項目目の『応用スキル(学校のワーク類の応用問題)』は手出しができるようにしておきたい。2つの内 どちらかで『B』を取れれば 『4』が見えてきます。つまり 受験勉強で高い内申を取るコツは 基本を早く抑え 応用問題にまで手出しをするスキルを身に付ける事です。ちなみに中三の1学期中間テストの数学と理科は平均点65~70点と高目です。ミスが出来ないテストです。
部活で時間を割かれている生徒さんは 引退後の受験勉強で集中し素点を上げていくことを考えるでしょう。入試問題と比較すると一学期の実力・定期テストは比較的易しい問題が並びます。しかし徐々に難しくなり、12月や1月の実力テストは入試レベルと同等になります。そうしなければ進路指導が出来ないからです。冷静に考えれば判ります。進路を決める時、入試で何点くらい取れるか判らなければ 助言は何もできません。通常、入試レベルを超えます。超え方は様々ですが、難問を一問加える、時間がかかる面倒な問題を加える、問題数を多くするなどの方法があります。クラス授業で御紹介しています。部活引退後は難化していくテストに対していかなければなりません。予想以上に しっかり勉強に取り組まなければなりません。公立高校を目指す周囲が勉強し テスト問題が難化していく中で行う受験勉強は 部活をやりながら行う受験勉強以上にハードです。進度が遅い学校の授業進度はハイペースになり、さらに学校課題が大量だからです。人によっては 毎日4~5時間集中してやっても終わらないくらいです。一学期の間に 知識やスキルを固め あれこれ調べなくても解けるようにしておく事と1回の授業で学び身に付ける習慣を身に付けてておく事が大切です。100回練習し身に付けるのでなく 1~3回の練習で身に付ける事を増やすのです。早く課題を終えるにはて迅速に問題を解くことです。早く問題を解くコツは 注意事項を意識しつつスラスラ解くことです。
実力テストは 1年間で 5回あります。11月の実力テストは市内の全中学同じ問題です。つまり市内の全中三の中で 自分の立ち位置が判るテストです。学校で配られる成績表は校内のデータですが、同時に市内全中三生でのデータも出ています。自分の中学がレベルが高いのか低いのかが判るテストでもあります。塾のクラスではレべリングテストと評しています。全市内でレベルが判るテストですから 学校の先生方も課題を多めに出します。一週間前まで文化発表会に躍起になって取り組んでいても 担当科目が数字になってレベル評価される訳ですから、期待を込めて大量の課題を出します。連日深夜0時過ぎまで塾で課題をやっている受験生が現れるのも この時期です。
学校の懇談会を中心にみると 夏前・12月・1月と3回の懇談会があります。夏前は夢を語れますが、12月と1月の懇談会は現実的です。この時に慌てても内申は出揃っています。入試の半分を占める内申を覆すのは相当難しくなります。日々、『眠い』『勉強する気に慣れない』『ムリ』『キライ』『疲れた』『体調が悪い』『やる気がない』『面倒だ』…と思い、先延ばしにしていても 現実的に数字と対面しなければなりません。後悔しても手遅れです。あとは本テストで点を取る事を考えなければなりません。それが至難の道・茨の道であっても 後悔先に立たずです。
塾のクラス授業では、12月中旬までに教科書内容を ほぼ終える事を目指しながら テスト前にテスト対策をしつつ進めていきます。受験スキルも中三授業では よく出てきます。知識だけでなく 考え方も出てきます。きちんと教科書内容をマスターすれば入試も高得点を取れるとおっしゃる先生方もいますが、『教科書内容をマスターし、それらを活かせば・・・』ということです。活かす術は考え方になりますが、考え方は教科書に載っていません。考え方が判っているなら 普段からテストで高得点を取っているはずです。人の地の指数は大差ありません。IQテストを見れば 思考スピードのテストのように感じます。スピードなら訓練次第で 一定のレベルまでなら上げる事が可能です。IQに大差がないなら学力差は 取り組み次第です。大部分の生徒さんが『やれば できる子』です。地に足を付け 取り組んでいくことです。恐いのは残された時間です。先延ばしにすればするほど 残された時間は少なくなります。取り組み姿勢は、常に前向きに上を向いていくことです。貪欲に1つでも多く身につけて行こうとすることです。『これで良いや。』と落ち着いてしまわない事です。さらに上、さらに上と 取り組むことです。提出物を出していない人を見るのでなく きちんと出している人を見るのです。テストで25点だった。落ち込むのでなく、他に点を取れる問題がなかったか、なぜミスをしたのかを考えるのです。自分より点数の悪い人を見て安心するのでなく 上を見て努力するのです。ストイックに真摯に。それが受験です。