学生時代の授業


最近、小学生の保護者方からの相談が多くなってきました。数年前から相談する方が現れ始め、現在も数名の方から相談を受けます。いずれの方も 大学までの過程を考えた場合の学習環境を考慮しての相談です。公立より私立の方が学習環境が整っているという思いからの相談です。東京などでは小売とと私立の差大きく進路に影響されてしまっています。それがヒートし、『お受験』になりました。果たして『お受験』で私立小学に通い エスカレート式に高校卒業まで進学し 大学進学を目指すことがベストの道なのか?と言う疑問は残りますが、現在では神戸地区でも私立中学受験を目明日人が増えていると聞きます。
何が原因なのか?
①少子化で1人の子の教育費用として捻出する家計額が増えた。つまり家庭から見れば二人分の教育費用を一人に費やせる。
②公立中学の学習環境の悪化。進度の遅れ・教師の指導力や教務力の低下が起きている。
③②と同じ学習環境の悪化だが、生徒のモチベーション低下が引き起こす悪化。学ぼうとしない生徒が増えているため、学ぼうとする生徒が集う私立の学習環境を選ぶ。
④私立中学のPRが上手い。
他にも原因が考えられるますが、こんなところなのかもしれません。
そんなことを考え ふと 自分自身の学生時代を思い返してみました。小学は御津に1年通い、2年時に転校しました。3人の小学校の先生に出会いました。それぞれから授業の受け方やモノの考え方を学びました。既存概念で考えるのでなく簡単な実験をして考えていくスタンスや どう授業を受けていくのが良い事か身につく事かを学びました。高学年時の先生は知能障碍者を一人抱えてでも全員参加で授業を進めていました。基本的には温和な先生でしたが、時に優しく時には厳しい先生でした。その小学6年時に英才教室と言う私立中学進学塾に1年通いました。宿題の量が半端でなく最初の3カ月は、就寝時間が深夜の1時でした。3カ月経ち ようやく11時には就寝できるようになりました。特段成績を意識した明けではありませんが、塾内の成績は補欠入学(200人中200番)から80番(200人中)くらいまで上がりました。成績を上げるということが 取り組み方次第だということを学びました。時には10時に床に就きました。この1年間で勉強方法や考え方を学びました。出題者の意図を汲み取ることも学びました。中学・高校での思考力問題にも強くなりました。自分で勉強するすべを身に付けました。私自身は 中学・高校時代は塾に通ったのは小学6年の1年間だけです。あとは学校で学びながら 自分で勉強してきました。小学・中学・高校・大学と国公立の学校です。他には 高校と大学の間に1年間の予備校通学経験があります。中学では、数学の先生からは 数学とは様々な問題から方程式を作り答えを求めるのが数学という学問だと学びました。理科の先生からは 理科は真理探究の学問だと学びました。高校の先生たちからは 生徒は師を越えていくべき存在、師は超えられないように常に高みに居ようとする者だと学びました。そして大学では視野を広く取ることを学びました。そのためには視点を変えたり、真逆の考え方や通説否定の考え方を学びました。自分の学生時代を振り返ると、恩師たちは学習内容以外に様々な考え方や取り組む姿勢を教えてくれました。もちろん口で言うのでなく 行動として見せることで教えてくれた恩師も多くいます。
そんなことを思い返し、今の教育現場の教師や講師達の様子を考えてしまいます。塾の授業での生徒たちの様子を考えてしまいます。例えば、ワークを中心に授業を進める。講師は説明している。生徒はワークの左ページを見ながら右ページの問題を埋めている。講師は説明後 答え合わせをし 授業は終了。よくあるパターンだが、実は これって問題授業です。一見静かで生徒は手を動かしワークも埋まっていく。だが生徒自身の知識は あまり増えていません。左ページの太文字をチェックしているだけです。それでも何を覚えれば良いのかは把握できるので学校の授業時に復習として知識の整理尾すれば身に付きます。この知識整理を怠れば悲惨な結果になります。授業中に講師の説明は聞いていません。だから社会って何のために学び何を理解する学問なのか。何を学ぶ学問なのか。理科は?数学は?っていう質問には答えられません。私が授業で言っていることも伝わりません。だから勉強の仕方がわからない。身に付かない。生徒たちは、ワークやプリントの問題を解いて覚えれば良いという。いつも上位校を目指す中三生達に聞くのが、『じゃ、それで公立の入試問題で420点以上は取れるのか?』です。思考力を問う問題の割合が増えていく中では、50~60点を取るなら その学習方法で通用するでしょう。だが70点を越え 80点以上を取るとなると 通用しません。ゆとり以前の知識偏重型の入試時代では通用しますが、思考力重視になれば通用しないのです。
そんなことを考え、私立中学受験の相談に乗り、塾生達から聞く学校の先生たちの様子を嘆くような日々が増えました。自分自身が歩んできたように 大学まで国公立の学校に進学して行けば良いとは思います。そのための弊害は何なのか?その弊害を越えられる術は何なのか?悩んでしまいます。


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