入試総評


入試が終わりました。日中、近所を徘徊する中学三年生の姿を見かけることも増えました。 さて今年度実施された公立高校の入試問題のコメントです。文科省が 入試に『思考力を問う問題』 を盛り込む指針を出したこともあり、思考力問題が盛り込まれ始めていました。トライやるウイークを題材に問題が作られていたりしていました。 全般的に優しい印象の問題が並んでいましたが、随所に知識を活かした判断や志向を問うように作問されていました。例えば、全国の中でも レベルが高い数学のラスト二問は冷静に対処しし数学的な発想が求められていました。六番の確率問題は、コインと点数(みかんの個数)が組み合わされていました。コインの裏表問題で3人なら8通りになりますが、それを二回やるとなれば 8☓8=64通りです。これを樹形図で書き、点数を列記していくとなると混乱しがちになります。理由は1回目の操作で8通りの起点が生まれるからです。これを-1や+2とやれば同じことの繰り返しであることに気づき、2つのサイコロと同じように8☓8の表で整理することができます。表で整理する間に、誰かが +3となれば 3人がバラバラの点数になることに気付けます。そうやって解けば、時間内で解けます。 つまり数学的な発想として 整数問題でやる同様の操作なら表で解くという発想・同様の操作にするために起点を揃えるという発想・2つのサイコロと同じように8☓8のマトリックス表を作成するという発想の3つの発想を時間内で求められていたのです。これを64通りの樹形図に実際の点数列記でやると混乱し解くのに時間がかかってしまいます。試験は制限時間があります。時間内に解かなければなりません。それを果たすには 学んできた『問題に対する考え方』を十二分に生かすことが求めらえれているように感じました。

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