塾スタイルの変遷


40年ほど前は 塾と言えば集団塾でした。講師1人で複数の生徒を教えるスタイルです。当時は営利主義に走る大型クラスでの指導と面倒見の良さお武器にした少数指導を謳う少人数制クラスの2パターンでした。大型クラスでは 時にはマイクを使ったりもしていました。難問や奇問などに対しても しっかりとしたアプローチで 学校では教えない考え方も教えたりしていました。私にとっては学生時代のアルバイト時代の話です。
そして15年ほど教育業界から離れ 金融機関で働いている間に 個別塾なるものが台頭してきました。各個別塾は 『集団塾で ついていけなくても 個別では面倒を見ます。』と 一斉に広告を出し 面倒見の良さをPRの核としました。傍目に見れば 良いように思えます。しかし ふと思うのは 40年前に教えていた問題を解くスキルは いつ教えているのだろう、と言う疑問です。個別の講師は生徒の理解度に合わせ 授業展開をしていきます。ここで注意したいのは 指導は生徒主導型だという点です。指導しているのは講師でも 生徒主体のペースと内容で進んでいく点です。集団塾では 講師主導で、きめ細かくフォローし面倒見の良さを実現していきます。結果的に 集団であれ 個別であれ 面倒見の良さに大差がない結果になります。
さらに 今は自立型塾が流行しつつあるようです。ウチの塾で言えばワンビルレッスンであり、私や他の講師が塾にいる間の自習です。自習していれば、私たちは自習している場を覗きに行きます。その際に 相談を受けたり質問を受けたりします。自立=生徒の自主性=自習です。自習をするために 料金を払い 生徒自身は塾に通って勉強した気分になるって どうなんだろう?途中、ブアランクがあるとは言え、学びの場って何だろう?塾って何だろう?それは 図書館で自分でする勉強と違うような気がします。何が原因なのかはわかりませんが、今の時流は 何か本質から外れているような気がします。


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