落とし穴の勉強方法


授業でも言っているのですが、生徒たちの勉強をしている姿を見ていて、『何か違うよな?』と感じる時がいくつかあります。案の定、数カ月後には 成績が頭打ちとなり伸び悩んでしまっています。一所懸命やっているようで、肝心の所が抑えられていないから 努力が空回りになってしまっている状態です。いくつか例を挙げてみます。

①授業中はワークを先に埋めることに躍起になっている
先生に当てられたら困るという理由で、授業で使っているワークを先に埋めてしまうことに躍起になっている生徒さんがいます。実は、このスタイルの勉強法は成績が伸び悩む一番の例なのです。生徒さん自身はワークが埋まっているから満足です。勉強をした気になっています。しかし先生や講師の言うことは聞けていません。ワークや教科書に載っていない非常に大事なポイントも数多く聞き逃しています。さらに 講師の説明を聞いてワークをやっている人に比べ、時間内に頭に残っている事項が少なくなるのです。講師の説明を聞き、それが頭の中にある間にワークをやっていれば記憶に残りやすいのですが、講師の話を聞かずに、ワークの前のページを見て埋めていくだけでは記憶に残らないのです。多くの伸び悩み生徒さんが陥る方法が、このスタイルです。意識としてワークを埋めるのでなく、よく講師の話を聞き記憶に残すようにすることが大事です。

②無理・難しいと飛ばしていく
応用・発展問題は難しい問題です。簡単には解けません。時には、うんざりしたり、面倒な気分になります。簡単な問題を解いていたいと思います。多くの生徒さんが陥っている間違った勉強方法として簡単に 解ける問題だけを解き、簡単い解けない問題は解説を読んで赤字で書いて終わっている方法です。実は、このスタイルであれば勉強をする前と後では大差がないのです。少しくらいは 力が付いたでしょうが、付いた力は微々たるものなのです。50点を取る力が55点くらいにはなったでしょうが、それ以上にはなっていないのです。何がダメなのか?確認作業をしていないからです。もう一度自分で解いていないから、大切な着眼点がスキルとして身に付いていないのです。生徒たちに よく言っているのですが、『理解』で終わってはダメ、『できる』を『確認』しないとダメなんです。

③見て覚える
昔から言われていることですが、『書いて覚える』『書いて見て声に出して聞いて五感で覚える』は 勉強法の王道です。面倒だからと書かずに見て覚えようとする生徒さんがいます。案の定、テスト結果は漢字ミス・スペルミス・符号ミスなどのケアレスミスの山です。結果的には 10~20点の点数を失なっています。5科目になれば50~100点です。この違いは大きいです。高校受験時の受験校で言えば、3~5ランクの違いです。そんなミスが無ければ 受験し合格できていた高校を、懇談会で学校の先生に『無理だから諦めろ!』と一喝されてしまうのです。面倒の一言では済まされないのです。大学受験などでで英単語を覚える時は見て覚えることが多くなります。だから学生講師さんの指導では『見て覚えている生徒さん』に対し甘くなりがちです。もちろん『書いて覚えなさい』と言いますが、心の隅で『見て覚えらるのなら それでよい。』と言う気持ちも持っています。何故書いて覚えなければならないのか?大学受験時では英単語の知識も1500程度以上はあります。しかし中学生たちには そこまでの語彙力がありません。ベースとなる約800語以上の知識があれば『見て覚える』が通用しますが、それまでは書いて覚えなければなりません。音に対し英語独特のスペルがスキルとして身に付くまでは書いて覚えなければならないのです。

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