良い数学講師の見分け方


『個別ばやり』 なのか、集団より個別を選択される保護者の方が増えてきています。 個別塾の広告にある『集団よりも面倒見が良い』の謳い文句が浸透してきた結果なのだと、思います。 果たして 本当なのだろうか?個別塾でも 3対1、4対1といった個別塾もあります。ウチの塾で言う『巡回式自習』を行っている個別塾もあります。この『巡回式自習』だと長時間の割には指導と言う要素が薄くなります。みっちりと個別をするわけではなく、ピンポイント指導を数回行うことになるからです。ウチの塾では高校生の定期テスト対策で行っていますが、1日1000円です。確かに教えることは数多くありますが、みっちりとした指導というわけではないからです。 ある学校教師のブログには、『偏差値45以下なら個別塾、45以上は集団塾がおすすめ』とありました。中学の学習は 勉強量に比例する部分が多いです。学習量でなく勉強量です。ワークを埋めるだけの学習でなく、自分が身に付けていないスキルを身に付けるための勉強量です。そういったチャンスは生徒が多いほどに増えていくのも事実です。個別と集団と併用する講師が言っていた言葉ですが、『一人に教えると5のことを伝えているが、集団が相手だと10の事を教えることになる。』とありました。講師をやっていると なんとなく 判る言葉です。 3月から塾の広告を良く見ます。偏差値のアップ率や素点のアップ率を掲示していました。多くの保護者は 『たまたま成功した一例』『10人いる中で成功した一人の例』と思われているでしょう。掲載した塾は『事実は事実』と考えているでしょう。さらに もうひとつ 長い年月塾をやっていると アップさせやすい時期やタイミングもあります。数学でいえば 中三の関数以降より各学年の一学期にやる計算主体の単元ならアップさせやすいでしょう。例えば、中1の三学期と中2の一学期の比較であれば、計算練習さえすれば 割と簡単にアップさせることができます。学校行事の多い二学期の中間テストはパターン問題も多く、過去問練習とパターンスキルの練習をすれば 成績は上がりやすくなります。もちろん ただこなすだけでなく きちんと身に付けていく意識が必要です。 ところで 掲題の『良い数学講師の見分け方』ってご存知ですか?塾講師応募時の面談でよく質問する問題が2つあります。 1つは -2-3☓(-4)の説明をしてもらいます。もう1つは『直方体の水槽に水がたくさん入っています。水槽を傾け 角から水を出します。底面が丁度半分見えたところで水を出すのをやめ 水平にします。深さは?』といた問題です。保護者に『中学数学で何を学びましたか?』と聞くと多くの方は『方程式』と答えます。ならば 前者の問題は項単位でとらえた説明であるべきです。後者も水の堆積がこうなり底面積がこうなるから割って深さを求めるより方程式の立式であるべきです。その説明が判りやすければOKです。この2つの質問に 多くの応募者は 小学算数で説明しようとします。中学数学を教える上で小学算数の説明で良いのだろうか?簡単な問題で絵スキルを身に付け、応用問題を練習するのが王道の中で、どうも逆行しているような気もします。結局教えているのは、算数流ですか?数学流ですか?と聞きたくなります。算数に戻った判りやすさを追い求め、あるべき姿を失っているように感じます。学校の実力テストや入試問題を見れば見るほど そんな気になります。

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