クラスで2番だったのに通知表が「3」になる理由


今日は土曜日。朝、通勤しようと車を走らせていると車の流れが止まっていました。ちょうど「だんじり」が宮入するところだったからです。
さて塾では懇談会が始まっています。
低学年児に起こりがちなテストの成績と通知表の評価のギャップについて説明します。学年が進んでいくとギャップは解消されていきます。学校の教師経験がないため、十数年 通知表を見てきた経験と分析です。
極論ですが、クラスで2番の成績でも通知表が「3」になることがあります。通知表は絶対評価だから そんなことはないと感じる人もいますが、実際に低学年の通知表で起こりがちなことです。何故なら絶対評価と言えども相対評価が積み重なった絶対評価になってしまうからです。人間が評価する以上、やむを得ないことです。誰も非難されるべきことではありません。
例えば・・・ A君 テスト88点で「3」   B君 テスト65点で「4」   C君 テスト75点で「5」

これは、通知表の評価を構成する項目の結果です。数学では「関心・意欲・態度」「数学的見方・考え方」「技能」「知識・理解」となっています。わかりやすくすると「授業中の態度・発表・提出物④」「応用問題を解く力」「計算や立式」「なぜそうなるかの理解」です。そしてテストを見ると「考え方(応用)①」「表現処理(計算・単問立式)②」「知識・理解③」に分かれています。これが評価に直結していると考えられます。80点以上の人も数多くいるのですが、応用問題で1つ難問があり、95点以上を取った人がいませんでした。この応用問題は昨年の他府県の公立入試問題をアレンジしたもので、たまたまB君とC君が通う塾のワークの発展問題に似たような問題がありました。
仮に、100点の内訳が ①25点 ②50点 ③25点で   A君は、①19 ②50 ③19 で88点
                                 B君は、①20 ②25 ③20 で65点
                                 C君は、①20 ②35 ③20 で75点   でした。
ここで評価になるのが、何点でAになるのか Bになるのか です。
平均点も60点と高く 通常通りに三等分で評価すると通知表は全員「4」か「5」になってしまうかもしれません。A/Bの分岐を①20点以上②45点以上 ③20点以上とします。
そうすると     A君は、①B ②A ③B
            B君は、①A ②B ③A
            C君は、①A ②B ③A となります。

この評価に「授業中の態度・関心・意欲」が加わります。A君とB君は、おとなしく真面目で提出物はきちんと提出しますが、積極的に発言する訳ではありません。C君は授業中も積極的に発言します。つまり④の評価は A君がB、B君がB、C君がAです。低学年では、ほぼ全員がきちんと提出物を出しているので、きちんと提出していても授業中の態度・関心意欲に比重を置きました。
最終的に 通知表の項目は A君が BBAB
                   B君が BABA
                   C君が AABA   となりました。AAAAが「5」、BBBBが「3」、CCCCが「1」とすると 
通知表の結果は A君「3」  B君「4」  C君「5」 となりました。C君の「5」は限りなく「4」に近い「5」です。

これは極論です。現実的には、日頃から 宿題があり、提出物があり、小テストがあります。定期テスト以外にも実力テストがあります。②でミスが多いのに①が満点と言うことも起こりにくいことです。想定した人物像は、A君は真面目で落としく努力家で計算練習も地道にやっているタイプ。B君はクラスでも目立たず平均的だが塾にはきちんと通うタイプで、塾ワークの応用問題も取り組むが地道に計算練習をしていません。C君は明るくクラスでも発言が多く、時には私語をするタイプです。
おそらく学校の個別懇談会は、A君は「もっと発言するように」、B君は「計算練習を」、C君は「この調子で頑張れ」となるでしょう。保護者の方の反応は、A君の保護者の方は「もっと授業で発言しなさい。」、B君「宿題で間違えたところをもう一回やり直しなさい。」、C君は何もい荒れないのでしょう。

いずれも仮想人物です。二年後の中三を勝手ながら予想すると A君は自重し謙虚に構え地道に努力し「5」。B君はベースとなる計算力が不足気味で、中だるみの中二を上手く乗り切れずに「3」で本人も「4」が「3」になったことを「1」下がっただけと思い、ほどほどの努力にとどまってしまった。受験は厳しいと言われ続けながら乗り切るパターン。C君は、過去の栄光にしがみついたままで、自分はやればできるはずと取り組み姿勢は変わらず、結局「3」。自分は「できる」と思っているから、提出物の提出も怠りがち。
三人 共に 中二以降の やるべきことは 違います。それに気づいたのは A君だけだった。

通知表の評価が良かった人もいれば、悪かった人もいるでしょう。1つの評価を起点に行かに取り組むかだけなんです。

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